2016年1月4日月曜日

11章陰陽論・人間はなぜ2足歩行になったか


 人はなぜ2本足で歩くようになったかは、東洋医学の核心である「陰陽論(いんようろん)」が重要な意味を持っています。

 私たちは進化の過程で、今から約500万年前に猿人から分かれてホモサピエンス人類に進化したと考えられています。初めは4足で樹上で生活していましたが、地上に降りて2本足で立ちあがり歩くようになりました。すると手を自由に使うことが出来るようになり、火や道具を発明して急速に豊かな生活が出来るようになりました。

  ここで大切なことは2本の手は同じ構造をしていますが、右左異なるという点です。これを「似て非なるもの」といい、これが陰陽論で重要なポイントとなっています。右手は親指が内側にあります。共通している部分と相反する部分とが共存して、初めて一体となっているということです。

これがもし左右同じ手であったなら何と使いづらいことでしょう。ものを持つのでも右手2つではよく持てません。パソコンも打ちづらいことになります。

 陰と陽はそれぞれ異なる役目があり、それぞれが互いに助け合ってひとつの仕事を達成するように自然に仕組まれています。互いに助け合い支え合ってこそ、大きな成果を得ることが出来るようになっています。これが陰陽論の最も重要な基本となります。

 

2015年5月5日火曜日

10章難があるから有り難い


困難は困っているだけでは、ただの難問で終わってしまいます。
困難は飛躍のチャンスであり、人が出来ないこと、考えつかないことを解決するための大きなバネになります。
ストレスも同じこと、それをストレスと考えずに一層の飛躍のチャンスと捉えましょう。
今の苦しい状況を抜けるために、よく考えて知恵を出し、色々やって試行錯誤しながら、アタマの働きを良くしましょう。
誰でもこの困った問題さえなければ自分は幸せになれるのに、楽になるのにと考えがちです。
そこをもうひと踏ん張りして、ここを乗り越えれば、更に大きく成長して飛躍出来る、広々した世界が開けてくると考えましょう。
そして問題に困ったひとに、ことに、ものに、天地一切の困難に有り難いという感謝の気を送りましょう。
この時人は無恐怖の境地になり安定した心で、いいアイディアを思いつき、一番いい働きが出来ます。

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9章免疫力を強くする気構え心構え

扁桃体wikipedia参照    
病気にならないためには、病気を早く回復するためには、気構え心構えが大切です。
気持ちが滅入っていては、なかなか回復は遅れてしまいます。先ずは鏡を見て明るい表情から始めましょう。

たとえつくり笑顔でも明るい表情になると、自律神経系が安定して、副交感神経が活性化するからです。すると免疫細胞が働き出して、病気を治そうとする力が強く発揮されるようになります。

東洋医学はその源をたどると、東洋哲学から始まっています。それは人間と自然が一体となって、自然に従って無理のない平穏な生活を目指すというものです。

病気のない「健康体」こそが自然の姿であり、もし仮に病気の姿を現しているとすれば、それを無理のない自然の状態に取り戻すことで健康を回復できるという考え方です。

次に大切なことは、自分の体には自然治癒力が宿っていて、その力を認めて引き出すようにすれば、いくらでも健康を取り戻すことが出来るという信念です。たとえばお財布に1万円札が入っていたとしても、それ忘れていたら、1万円を使うことが出来ないのと同じです。それは自身の力を信じることに繋がります。

最新の免疫学によれば、自律神経系の安定が免疫力の働きに大きく関係していることが分かりました。
ストレスを強く受けると、その受け止め方によって、脳の扁桃体が刺激されます。
それが不愉快と感じれば、不快感情が強く興奮して、自律神経系の中枢部である視床下部を介して、脳下垂体から副腎刺激ホルモンが分泌されます。すると副腎からコルチコイドというホルモンが大量に分泌されて体は闘争態勢に入ります。
ところがこの時にその働きが強過ぎると、リンパ球という免疫細胞が活性を失ってしまい免疫力の低下という副作用が起きてしまいます。
同時にアドレナリンという興奮性のホルモンが、末梢血管を収縮させて血行障害を引き起こしてしまいます。
従って免疫力を上げるには、ストレスにより不快な感情が起きそうになった時は、その不快感が大きくならないようにすることが大切です。

不快感情を鎮めるには!
①アタマを素早く別の、出来れば楽しいことにキリカエる!
②場を変える、そこから移動して立ち去る!
③別の話題に振り替える!
④その間、全く別のことを考えている。
⑤このストレスは何かを私に教えている、教訓として学ぶ意義がある、というように受け止める。これを認知療法といい、この解釈方法を身につけると、自己の成長戦略の最大の武器となる。
(東洋医学推奨法)

8章頭寒足熱が健康の基本

ja.wikipedia参照

昔からの言い伝え通り「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」は健康の基本です。
東洋医学では、血行障害のことを「冷え」と言い表します。
冷えは主に足から始まる腎経(じんけい)肝経(かんけい)脾経(ひけい)という3本のルートを上行して入って来ます。
足元を冷やすと、ふくらはぎ・脛→太もも→腰・骨盤→内臓という順番んで血行障害が起こり病気を引き起こす原因となります。

冷えは万病の元!冷えからくる病気
①膝関節症・変形性腰椎症・変形性頚椎症
②子宮内膜症・月経困難症子宮筋腫・卵巣嚢腫
③高血圧症。動脈硬化症
④動脈硬化症
⑤心臓疾患・狭心症・心筋梗塞
⑥脳梗塞・くも膜下出血
⑦耳鳴り・メマイ

冷え取り生活習慣法
①5本指靴下や厚手ソックスなどで足元から冷えが入らないようにしっかりガードしましょう。
②クーラーによる冷やし過ぎに注意しましょう。
③暖房は暖気が上昇して、相対的に冷気が足元に停滞して冷えが入りやすくなりますから注意が必要です。
④デスクワークを長時間続けないよう30分間したら席を立って他の仕事を間に入れましょう。腹圧がかかり、骨盤内の血行がわるくなりうっ血を起こし易くなります。
⑤冷たい飲料水やアルコール・飲食物は、体の内側から冷えが入ります。温めてから摂るように心がけましょう。
⑥入浴は40~42℃くらいでゆっくり温まると冷え取りに効果があります。
⑦シャワーだけでは冷えが入りやすいので、足湯をしてしっかり下半身を温めましょう。

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7章東洋医学は気の医学

宇宙誕生の歴史JAXA宇宙航空研究開発機構より引用

病気の原因は「気毒」「血毒」水毒」にある、というのが古典にある「気血水説」です。
気は、気力・精神力・生命力・雰囲気・意志・意気込みなどを表す言葉です。
血は、血液・血行・血液循環を表します。
水は、スイと読みリンパ液や脳脊髄液など体内の血液以外の水分を表します。
東洋医学でいう健康とは、これら気血水が全身に滞りなく循環している時です。気が巡り、血行が良く、リンパの働きが正常で水分代謝がバランスよく機能してる状態をいいます。

 気は生命即ち生きとし生けるすべてのものの根源であり、生命エネルギーそのものを表す最も重要な言葉です。今から150億年前に宇宙はビッグバンによって初めて誕生しました。その時膨大なエネルギーが発生して、元素が出来て星々が生まれ、銀河系、太陽系、地球、生命の誕生にまで繋がっています。言い換えれば、すべての生命の根源は「気=生命エネルギー」というのが東洋医学の考え方であり、現代物理学の考えと一致しています。

 私は元々東京薬科大学で科学化学薬学の勉強からスタートしました。その後東洋医学に進み、西洋医学との懸け橋となって、健康医療に進んで来ました。今この時点で、気=生命エネルギーの概念によって、近代科学と東洋医学はまさに一致点を見出したことになると考えます。

 気が十分に蓄えてあれば、たとえ病気になったとしても免疫力生命力が、自然治癒力を導き出して健康を回復出来ます。ところが気がどこかで失われたり消耗が激しくて、知らず知らずに不足するとゼロあるいはマイナス状態になります。これが病気=気の不足状態です。

 東洋医学は未病の医学といい、病気にならないように、いつまでも健康を保つための予防医学です。そのためには「気を高める」ことが一番の早道となります。気を高めるとは、細胞内のミトコンドリアのエネルギー産生を促し、細胞の新陳代謝を促進して、いつまでも若く元気な細胞を保つことに他なりません。それが「養生法=気を高める生活習慣法」になります。生命エネルギーを大きく強く高くしていつまでも若く元気に価値ある人生を送ることこそが、東洋医学の永遠のテーマです。

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2015年4月24日金曜日

6章潜在意識が病気の因!




 脳は全身に指令を出す中枢コントロールセンターです。それは3層構造になっています。
最上層 人間性の本源たる思考と知性を司る理性脳 大脳皮質
中間層 好き嫌いや苦楽、直観・インスピレーションなどを感じる感情脳 間脳や大脳辺縁系
最下層 生きるための本能的な呼吸や食欲睡眠などを司る本能脳 延髄

 これら3層の脳細胞はそれぞれ緊密に連絡してネットワークを形成しています。幼い頃に或いは大人になってからでも、あまりに大きなショックや悲しみ、苦しさ、痛みを感じるような経験をすると、それは強く海馬という部位に記憶されます。ところが心身のキケンを感じるくらいそれが強い時、早く忘れてしまいたいという思いが強過ぎて、自己防衛システムが働きます。するとそのいやな記憶は、海馬の奥底に仕舞い込まれてしまいます。これがマイナス感情の潜在意識となって病気の縁因(えんいん)となります。

 この事実を最初に報告したのがドイツの精神科医ジグムント・フロイトです。彼は精神分析という手法によって患者の潜在意識を探り出し、それを表出させることにより治癒に導けることを経験しました。ということは、潜在意識に仕舞い込まれたマイナス感情を外に開放すれば、病気との縁が切れることにつながるというのが、東洋医学の考え方です。

☆自分で出来るマイナス感情チェック
①どうしても許せない人がいる。
②思い出すのもつらい出来事がある。
③思いもよらない突然の悲しい別れ。
④とても怖いおそろしい経験をしたことがある。
⑤人前で大きな恥をかかされたことがある。
⑥大きな失敗があり、また失敗しそうな気がする。
⑦とても大きな失恋を経験した。
⑧絶対に人にいえないヒミツがある。
⑨人にいえないコンプレックスがある。
⑩不条理な出来事で苦しめられた。

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2015年4月10日金曜日

5章 オキカエ理論

 人が初回生活を営む上で、たった一人で誰の世話にもならないで生きてゆくことは出来ません。
たとえば、両親がいたからこそ自分自身がこの世に生を受けることが出来ました。また食べ物をつくってくれる人、服を縫ってくれる人、家をつくってくれた人など、多くの人たちの力添えがあってこそ毎日の生活が無事に過ごせています。 人と人とが互いに支え合って生きてゆくので、人という字は2本の棒が支え合う形をしています。複数の人が間をつないでいるので、人間という字が成り立っています。

 とはいえ、人は本来自然の中では、動物としての一面も持っています。動物の世界では、弱肉強食・適者生存が自然の理であり当たり前のことです。本能と欲望の赴(おもむく)ままに、生きてゆくことに何ら不自然はないかも知れません。しかし自分の欲望をむき出しにして、エゴとエゴとのぶつかり合いばかりでしたら、何と悲しい世界になってしまうことでしょう。

 人生の価値はただ強いばかりでなく、理性を磨き英知を高めて、知恵を豊かに博愛の心で、豊かで広々とした世界を共に生きてゆくことが楽しくはないでしょうか。正にその生き方が人生に無限の価値を生み出すことに他ならないとも考えられます。色々な問題にぶつかり悩み苦しみながらでも、いかにより高い人間性を身につけ、よりよく生きるか、それは生きている間ずっと続く味わい深い勉強だと思います。

 ジュリアス・シーザーは、「寛容」を第一に考えて、広大なローマ帝国を治めて平和国家を確立したといわれています。ヨーロッパは多民族が混在して暮らしています。その中で思想や信条の異なる人々が一緒に平和に暮らすためには、人類の英知がぜひとも必要になります。それはお互いが自身の立場を一度離れて、相手の身になって考えるオキカエ理論が必要であると思います。

 人との間に「思いやりといたわり」という愛の潤滑剤を注いだら、人間関係がもっとスムーズに回転して歯車が円滑に回ってゆくのではないでしょうか。思いやりといたわりの心は、相手と自分とを置き換えることによって生じます。相手の身になって考え、その思いを理解して、自分がしてほしくないことはせず、相手の気持ちを尊重して上げるという考え方です。思考習慣は一朝一夕にはなかなか身に付きません。ローマは1日にしてならず、ゆっくりオキカエレッスンを進めたいものです。

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